ユース水フォーラム

     アジア2025に参加

 

~水に関する研究が

  認められインドネシアへ~

 

                                        マングローブの植林体験

 

 今年の9月19日~20日にインドネシアのジャカルタで開催されたユース水フォーラムアジア2025に、佐賀飛香さん(さが あすか、3年、写真右上)と黒川昴真さん(くろかわ こうしん、3年、写真左上)が参加しました。前年度、サイエンスクラブの活動において、水に関する研究を動画にまとめユース水フォーラムに応募したところ優秀と認められ、石川県立金沢錦丘高校の2名の高校生とともに日本から4名、韓国から3名、インドネシアは4名が参加することになりました。

 佐賀さんは「日本との違いを目の当たりにし、自分の価値観が変わった。現地の人と英語でコミュニケーションを図ったが、お互いに理解し合おうとすることで意外と伝わった。他の高校生の発表を聞き、英語が堪能で、観客のレスポンスも良く、環境への意識が進んでいて、ビックリした。チャレンジは大事。行動し、前に進む気持ちがあれば道は開けると思う。北見からでも参加につながり、モチベーションが上がった。大学に進学しても、研究活動は続けたい」と話してくれました。

 黒川さんは「海外は初めて。知らない文化や生活など、未知のものに触れて視野が広がり、海外への心の距離が縮まり、一つのハードルを越えた。海外での活動など、喜んで世界に飛び込める基盤をつくった。英語での会話がうまくいかなかったが、善し悪し両面経験でき学びになった。何事も勇気を持って、あきらめず、継続して努力することが大切。コミュニケーションも自分から歩み寄り、何回でも聞き返したり、間違っても良いから前に進むことが重要」と話してくれました。

 今だけでなく、今後においても大きな良い影響を与える機会であったことと思います。二人のそれぞれの未来にエールを送ります。

 

令和7年(2025年)10月追記 

 

 

 

ともにより良い北斗を目指して

 

 ~生徒主体の学校づくり~

 

 4月11日に対面式が行われました。新年度最初の生徒会行事を終えたところで、生徒会長の乙武碧生さん(おとたけ あおい、3年、写真・右)に話を聞きました。

 生徒会行事の準備や運営について「対面式に向けて春休みから準備を進めた。当日の運営では、事前の生徒会内での確認に課題があったものの、比較的スムーズに概ねタイムテーブルどおりに進められた。現在は、文化祭をメインに、体育祭も並行しながら準備している」と話してくれました。

 また、生徒会長としての半年程を振り返り「皆の前で話す機会が増え、うまくできてもできなくても自分の成長につながっている。うまくいかなかった時は、自分で課題を見つけてやり直すことが良い経験となっている。生徒会長に立候補したときに公約を4つあげた。その一つに『生徒主体の学校づくり』があり、実現に向けて努めていきたい」と真剣な表情で語ってくれました。この話を聞き、私は「生徒が主語になる学校づくり」という言葉が浮かび乙武さんに伝えました。ともに実現に向けて、より良い北斗を目指していこうと思いを共有することができました。

 乙武さんはじめ生徒会の皆さんの生徒会行事に向けた準備は、膨大で公になることも少ないのが実態ですが、皆さんの下支えに敬意を表するとともに、今後の北斗の生徒会行事がより良いものになっていくと期待しています。

令和7年(2025年)4月追記  

 

 

 

学校ホームページ校長挨拶

 本校全日制課程のホームページにアクセスしていただき、誠にありがとうございます。このホームページをご覧いただき、本校へのご理解をさらに深めていただければ幸いに存じます。

 本校は大正11年(1922年)、北海道庁立野付牛中学校として開校し、創立103年を迎える地域の伝統校です。これまで本校の全日制を卒業した2万6千人を越える同窓生は、北見市内やオホーツク管内はもとより、広く北海道や日本、世界の発展に大きく寄与しております。また、医療人材の育成を図る北海道教育委員会の「医進類型指定校」や文部科学省指定の2期4年目を迎える「スーパーサイエンスハイスクール事業」へ精力的に取り組んでいます。さらに、今年度設置4年目の理数科でも卒業生を送り出し、新たな挑戦をし続ける先進校でもあります。不易と流行を融合させながら教育活動を推進し、各界に人材を輩出し続けてまいります。

 今後も本校全日制のホームページなどをとおして本校で学ぶ生徒の様子を発信してまいります。保護者や同窓会の皆様、北見市の皆様、多くの関係の皆様には、日頃から多大なるご支援をいただいておりますことに感謝申し上げますとともに、今後も一層のご理解とご協力、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

令和7年(2025年)4月   

北海道北見北斗高等学校長 渡邉 周一